胴着と防具に関しては安いものは選ばないほうが良いと思います。

私は剣道を小学生の時から続けてきています。

現在40代になり会社員として毎週はなかなか行けませんが

可能な限り市の剣道倶楽部の会に参加して稽古をしている四段です。

 

私は小学校の時から剣道を習ってきています。

その時に剣道クラブで教えてくれたO先生は

「君たちは試合にも出ないうちは練習だけならいいけど、

もし試合に出たり剣道を続けていくのなら胴着と防具はしっかりいいのを使ったほうがいいよ。」

と言われました。

 

私は友達とO先生に聞いたら幼いながら何でですかと尋ねました。

「それはね。身なりや自分の身に着けるものが粗末、または安いと相手に弱く見られてしまうし、

自分の力も発揮できないよ。」と笑顔で教えてくれました。

 

小学校は他の部活に入らなければならなかったので中断しました。

中学校に入り部活を当時の担任の先生に勧められたのと

自分の行きたい部活が満員で駄目で剣道部に入部しました。

 

その時にいた顧問のH先生は「胴着は初段取るまで安いのでいいけど

取ってからは防具も胴着もいいものを買うんだよ。安いのは駄目だぞ。

特にナイロンやテフロン加工の胴着や袴は軽くていいが

決して見栄えも良くないし相手に強い印象を与えることはできない。

実力があったとしても。」と言われました。

 

私は入部し夏手前にH先生から「お前は見込みがあるから秋の大会、新人戦から出ていいよ。

ただし今来て居る防具や胴着はきちんとしたものにしなさい。まだ初段取ってないけど。

試合をしていけばわかるから。」と言われました。

 

親に言ったら喜んで防具胴着を買ってくれると言ってくれたのでH先生に報告したら、

地元で一番の剣道具店を教えてもらい両親と行きました。

防具店の店主のYさん(この時から現在までお世話になっています。)は私を見て

いい胴着と防具を出してくれました。

胴着も袴も合わせて1万以上。防具も10万以上でした。

 

「これは自分が強くなるための投資だよ。

強く見せていくのも実力を付けていくし続けてればおのずとついて行くよ。」

と勧められたので買いました。

(実際H先生やYさんの値引きがありもっと安く購入できました。)

 

それから秋の新人戦、初めての試合に出ました。

今まで来て居た物と違う紺の絹の胴着と袴。

防具も硬くていい皮の物を使用しました。

身が引き締まる思いを当時感じました。

 

試合は地元で強豪で優勝候補と言われている中学校でした。

相手は私より背の高い相手でした。

私は息を整えて緊張を抑えました。

落ち着いて相手を見ると体格は私より上だけど

ナイロンでひらひらした胴着と安っぽい防具はあまり強そうに見えませんでした。

(俺の方が強いかな?)と思いながらも試合が始まりました。

 

私は思い切って負け覚悟で試合を積極的に攻めていきます。

気が付けば1本取り勝利。個人戦で準優勝まで行きました。

自分の練習や先生先輩の稽古もあったのでしょうが、身が引き締まり誰にも負けない。

負けたくないという思いが湧いてきたのは胴着と防具のお蔭かなと思いました。

 

高校は地元で比較的剣道の強い高校に進学しました。

そこでも先輩や同級生が入部したので私は自然と入部します。

そこでも顧問のM先生からの指導を受けました。

 

ある日、安い胴着とボロボロの塗装の禿げた防具をきた先輩のUさんが道場に来たと同時に

M先生に竹刀を投げつけられ怒られていました。

 

「馬鹿野郎。その胴着と防具は何なんだ!それだけでお前の強さ、印象、心象は損しているんだよ。

防具や胴着はいいものを使いなさい。戦国武将と一緒だよ。悪い物使っていれば勝ち戦はできない。

それと同時に物も大事にしてないこともわかるんだよ。お前弱くなっちゃうよ!」

と激怒していました。

 

U先輩は普段使いの胴着や防具がカビて洗濯し、たまたま昔使っていた防具や胴着を着てきたのでした。

私はそこでO先生や、H先生の言ったことが理解できました。

やはり剣道をやるにあたっては心と体と技を磨き鍛えなければいけません。

ですが、それにプラス防具、胴着もいいもので望まないと自分にも負け相手にも負け

試合もいい結果を残せないとわかりました。

 

実際私も試合をしてたまたまなのかもしれませんが

汚れた胴着や防具の相手は強いと思いませんでしたし負けませんでした。

形から入るというのも大事な事です。

全てはそうではないとは思いますが。

 

その後大学に進学し剣道サークルに入り大会で同学年同学部の私より段が上のD君が

講義が終わり武道場に来た時です。

D君は新品の胴着と防具を持ってきました。

装着をし練習を始めようとしました。

しかし、コーチのWさんに待ったをかけられました。

「お前、防具と胴着どこで買ったんだよ!」と怒気の篭った声でした。

D君はネットで安く購入したと言ったら、

「それを使用したらお前は負け続けるよ。良い物使わないと相手にも舐められて悟られて負けるぞ!」

と怒られました。

 

現にD君はこの時私より強い人でしたが大会の個人や団体戦は負け続けて

レギュラーに入ったり補欠になったり行ったり来たりでした。

胴着・防具も高校時代からの物を使用。

私も現に練習した時彼に最初は負けてましたが10回試合したら6、7回勝てるようになってました。

 

この光景を見て私は防具と胴着は安物買いしない。

高くて良い物。気品や質の良いものを少しぐらい高くても買おうと決めました。

 

それから現在まで剣道を続けてきていますが、私は剣道具店さんで進められた防具や胴着を購入しています。

お勧めされたものは正直はずれがないです。

高くても身に着けるとその良さもわかります。

それに自分が強くなった気もするし負けない気持ちにもなります。

 

それに安い胴着や防具よりもより体にフィットし身に付き良い動きもできます。

怪我もしにくいし篭手の部分や胴も簡単に傷ついたり壊れたりしません。

 

後は臭いが気になったり落ちなくなった時に購入します。

決して安くはない買い物です。

ですが、自分が剣道を続けていく。

自分に負けない為にも必要だと思います。

 

最近は年齢もあり健康増進や上の段を目指すための練習ばかりです。

ですが、今も決して妥協して安物の胴着や防具は購入したくありません。

更に高みをめざし剣道をしていくには必要だと思います。

 

もし皆さんも胴着と防具の購入で悩んでいたら高いいいものをおススメします。

胴着は紺の木綿の上下。防具は最低でも10万以上。

予算の範囲もあるかもしれませんが大事な事だと思いますので私の実体験を通して書きました。



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