自分を培ってくれた剣道

私が剣道を始めたのは、

小6の時に新選組の故郷と言われる東京の日野市の近くに住んでいて

その影響で土方歳三などの剣士に憧れを抱いたことがキッカケでした。

 

通っていた小学校でやっている剣道教室に入って週2日で練習し、

卒業してからも中学の部活で剣道をやりつつ

行けるときは小学校のほうの練習にも参加していました。

 

入りたての頃はまだ防具はつけず体操着で

剣道の基本中の基本である足さばきや竹刀の振り方と

その2つの動きを同時にする練習などをひたすらやっていました。

 

剣道を始めるまでは剣道=剣術というイメージがあったので、

この頃はそのイメージと今自分がやっている地味な練習とのギャップを感じて、

まだ楽しいとか続けたいなどとは思えませんでした。

 

始めてから2か月ほどたった頃になってようやく防具を着けられるようになり、

他のメンバーの練習に混ざるようになりました。

練習に関してはそれなりについてはいけていましたが、

私は反射神経が鈍かったために(始めたばかりという要因もあったのかもしれないですが)

教室内での試合や市内の教室に通う選手が集まる大会では

小学生の段階では1回も勝つことはできませんでした。

それもあって週2回練習に行くのが面倒臭い時がよくありました。

 

それでも行っていたのは母がせっかく入ったのなら続けなさいと、

行きだけですが送ってくれたことが大きいです。

 

中学に入って剣道部に入ったのは、他にやりたいこともなく、

まだ1回も試合で勝てないほどの腕前でも、

中学から始める人よりは先に進んでいるのでアドバンテージがあると考えたからです

(最終的に入部したのは全員経験者のみでこの目論見は外れましたが)。

 

中学の部活で幸いだったのは、

私と同じ小6から始めたというほぼ同レベルの部員がいたことです。

部活では平日に不定期で、そして土曜には必ず部内試合を行っていたのですが、

「ほぼ同レベル」ということは、その彼と私が試合をして

僕が勝つ回数も半分くらいだったということです。

彼との勝負で私は剣道を始めてからようやく最初の白星を獲得することができました。

 

その時に、面、胴、小手のどの打突部位で1本を取ったのかは覚えていませんが、

初めて勝った時の嬉しさは当時から8年経った今でも覚えています。

これによって私はようやく剣道をするのが楽しくなり、練習にも身が入ってきました

(それまでもサボっていた訳ではないので、より一層ということです)。

 

部外の試合では、5人で出場する団体戦は先輩と私より上手い同輩で

5人そろってしまうためにいつも補欠で出られませんでしたが、

個人戦では勝つことも経験できるようになりました。

 

剣道の楽しさはやはり自分がここだと思って相手の打突部位を狙ってモーションを起こし、

それがキレイに決まって主審の「~(面、胴など)あり!」

という声とともに審判の旗が自分のほうにあがったときに感じる

気持ちよさだと試合を通じて感じました。

こうして私は確実に強くなっていき、

個人戦でも大会の午後まで負けずに残ることもできるようになりました。

 

しかし、午後の対戦相手は当然ながら午前を勝ち抜いた少なくとも弱くはない選手たちです。

こういった手ごわい選手たちに勝つことはできず、

結局午後で勝つことが1回もないまま引退となってしまいました。

 

それでも私は剣道をやめないでよかったと思います。

剣道において反射神経は非常に重要で、

反射神経が鈍かった私は上で書いた通り試合で全く勝つことができませんでしたが、

それでも同じレベルの相手に勝つことができたことを機に

練習に精力的になって努力を続けたことでだんだんと勝てるようになりました。

 

確かにどんなに頑張っても反射神経の伸びには限界がありますし、

試合で必ず勝てることにはなりませんが、

それでも試合で勝ち残っていく選手たちは例外なく努力をしている人たちです。

 

しかし剣道を続けていてよかったと思うのは、

なにも試合で勝てるようになるからという理由だけではありません。

剣道教室や部活で練習を続けたこと自体に価値があり、財産であると思うからです。

 

剣道は胴着と袴の上にさらに防具を着けるので、夏は本当に暑くて大変ですし、

冬でも裸足なので真冬は足の裏が凍傷しそうになるときもありました。

それでも少6から通算4年間剣道を続けたことで相応の忍耐力がつきましたし、

今つらいことがあっても「あの時のしんどさに比べたら」と思えば

少し楽に思えてきたりすることがあります。

これは剣道を続けていなければ得られないものだったと思います。



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