剣道を通して知った忍耐

私は中学高校と6年間剣道部に所属しておりました。

まさか自分が剣道部に入るとは考えてなかったのですが

きっかけは小学校の頃から剣道を始め、

40代半ばにして未だ剣道の稽古に励んでいる2つ上の兄の影響でした。

 

まだ小さい頃、兄が通っていた地元の剣道教室にたまに付き添ってはいたものの

特に興味もなかった私は、なんだかお兄ちゃん大変そうだなとしか思ってなかったのですが、

兄が中学生になり剣道部へ入部した後に公式試合を何度か応援していると

格好いいなと考えるようになりました。

 

そこで母親の勧めもあり私も中学入学とともに剣道部に入部しました

。稽古は予想以上に厳しく、最初は体力作りのためマラソンや筋トレのみ、

そして竹刀を使った素振りや打ち込みの練習のみで、

防具をつけたかっこよさや技が決まる凄さなど、

うわべの事しか見てなかった私はかなりのショックを受けました。

1ヶ月ほど過ぎると数人の新入部員が厳しさのあまり退部してしまいました。

 

入部して3ヶ月過ぎ、筋トレなどの基礎練習が終わるといよいよ自分の防具を購入することになりました。

やっとこのとで剣道の一番の特徴とも言える防具を手にできる!と皆興奮していました。

防具は安くはないので新品で全て揃えるのは数万円かかります。

が、私は兄が前につけていたお古の防具を全て使うことになりました。

まわりが新しい防具でピカピカなのに私は古くて少し破れた小手、

色あせた面をつけなければいけなかったのです。

 

最初は嫌でした、が、慣れていくうちに気にならなくなりました。

使い込んでいた防具はむしろ新人にとっても柔らかく使いやすくさえありました。

 

防具をつけると視界が狭く、面の前にある縦金と横金という格子のために見える範囲が限られます。

が、それが逆に新鮮で面をつけると別世界にいるような気持ちになりました。

ひとつひとつ、防具を身に付け紐をきつく縛って準備するたびに気持ちも厳粛になるような気になります。

それが自然と剣道をする前の心構えとなっていたように思います。

 

最初の数ヶ月の基礎体力作りは必要なのか?

と毎日考えながら嫌々やっていましたが実際に防具をつけて稽古をし始めると、

いかに大事な下準備だったのかが実感できました。

重さもある防具を身体中につけて、さらに竹刀を持ち身軽に動き回らなければいけない、

これをやってのけるには持久力や筋力がないと出来ないという当たり前のことに後で気付いたからです。

 

どのスポーツでも練習は厳しいですが、剣道の厳しさは少し種類が違うところもあり私は好きです。

日本古来の武道であり、稽古も大事ですが相手を重んじる、

礼儀作法等を非常に大事にするという固い、

しかし人間として生きて行く上で必要な精神を大事にしていきたいと思うのです。

 

今でも兄の試合をビデオで見たり、情報収集を欠かしません。

私にとって剣道を経験したことは一生の宝であり、貴重な経験です。

もう中年になり忙しくて25年ほど稽古できていませんが

近々、子供を習わせて自分も修行し直そうと本気で考えています。



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