剣道部の思い出

剣道は、小学校の3年生から中学校の3年生まで7年間続けました。

なぜ剣道を始めたかと言うと、小学校3年生の時に引越し、

引越し先の小学校はとても小さな小学校で、

少年団とかいう名前で生徒の全員が剣道をしていたからでした。

なので自然と、私も少年団に入って剣道をするのが当たり前の流れになっていました。

 

初めは抵抗もあったし、好きではありませんでした。

周りの同学年の子たちは、1年とか2年から始めていて、私一人が遅れてのスタートでした。

みんながお互い同士打ち合っている中で、私は一人端っこで素振りの練習でした。

つまらないな、と正直好きではありませんでした。

 

ところが、夏休みに剣道部の先生が「毎日素振りを100回しろ」とみんなに宿題を出しました。

私は真面目に取り組みました。

毎日毎日、左手の小指と薬指を意識しながら素振りを繰り返していました。

心の中では、“どうせみんなやってないのに、私はバカみたい”と思いながら続けました。

 

すると、夏休みが明けて試合をしてみると、私も勝てるようになりました。

そしてとうとうそれからの大会には団体戦で大将を務めるほどになっていました。

あの夏休みに、ほんとうに真面目に頑張ってよかったな、と心の底から思いました。

“努力は報われる”という言葉を実感した瞬間でした。

 

剣道の魅力はなんと言っても、あの張り詰めた静寂の中から一瞬で決まる技の素晴らしさでしょう。

柔道なんかも似ているかも知れませんが、

ある時、野球を見ていて、“剣道はピッチャーとキャッチャーの関係に似ているな”

と思ったことがあるのですが、そんなことをいうと両方から怒られるでしょうか。

 

とにかく、あの一手を出すまでの間にも、剣先でのやり取りや、ピタリと止まってみたり、

静寂に中に色んなやりとりが詰まっているところが見ていて熱くなります。

 

剣道を続けていると、大会だけでなく、昇段審査がやってきます。

中学生の時に初段の昇段試験がありました。

とてもとても緊張してしまって、声がいつもの倍くらい出てしまい、自分でもびっくりしました。

とても恥ずかしかったけど、でももう後には引けません。

びっくりするくらいの大声で、切り返しなどを披露していたと思います。

その大声が良かったのか、無事1回で初段に受かることが出来ました。

 

よく、「剣道部は臭い」と言われますが、確かに臭いです。

だって、防具なんて洗えませんからね。

小学校、中学校の時は、学校の備品の防具を使っていたので臭さは倍増です。

 

でも、不思議なことに慣れるもので、中学で他の部活の人たちが、

「臭い、臭い」とからかい半分に騒いでいる時も、

もう慣れてしまっているのできょとんとして眺めるだけでした。

でもこれは、“慣れた”だけで、“臭くない”訳ではないので、

そこのところを勘違いしてはいけません。

剣道部は臭いです。



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