攻めを常に意識した稽古は、実戦に近い形で確実に技と応用できる土台作りになります。

私は剣道五段で現在も社会人として稽古しています。

練習に行くたびに、上を目指すほど迷ったり悩んだりするようになってきました。

 

そんな中、師範や兄弟子達から、

「君は結構怯むとすぐ守りに入ったりする。

それも一つの方法だが、自分の限界を決めてしまうし、力がつかない。

常に意識を。

攻撃を念頭に入れた稽古を考えて感じてしていくんだ。」

と指導されました。

 

そんな中、今取り組んでいる稽古は、攻めをしっかり意識して次の通りにやっています。

例えば、こちらが掛かり手で相手と試合してると仮定します。

掛かり手が常に攻めていき、相手との間合いを詰めていきます。

竹刀を10センチ先で互いに合わせ、けん制した瞬間です。

素早く左足を引きつけます。

引きつけたら、止まることなく、自分の最速の速さで

いつでもできるように打突できる姿勢に瞬時に切り替えます。

 

そして、面なり小手なり自分の技をしっかり打って決めていく稽古です。

決まらなければ繰り返しパターンを変えたりして、速く一本を。

技を決めるように竹刀を振ります。

 

私は今まで、元立ちが止まっていてその位置に確実に技を放つ稽古しかしてませんでした。

決まると快感です。

けど決してよくはありません。

楽ですが、相手が隙を見せて、打てる部位を開けるという事は試合でも滅多にない。

実際の実戦の試合では悠長に待っている時間ありません。

逆に自分が一本を取られて負けるリスクも非常に高まるのです。

そのために、例え相手が止まってなくても、

こちらは強い緊張感をもってとにかく失敗してもいいから攻撃を仕掛けていく。

前向きに続ける。

この持続を続け攻めていくと、試合に近い感覚で感覚も鋭くなります。

 

現に、稽古する道場で今まで一回も勝利したことが無い、Sさんと試合をしたのですが、

先日初めて勝利しました。

ずっと負け続けていて悔しかったのですが、自分の力で勝ったのです。

Sさんはしかも私より上の段の方でした。

嬉しさがありました。

 

常に攻める。

この強い意志と意識の稽古は自分の技とレベルアップになり強化できます。

 

それともう一つ、攻めていく稽古の中で、時には自分で誘って隙を作り、

打突する練習もしています。

気持ちも気迫も体も攻撃していく姿勢は変えません。

 

ただ、例として、掛かり手が剣先をわざと低くして相手を攻め入って誘っていきます。

相手は隙ができたと思い、自分の高い竹刀の位置から低く竹刀を抑えようと行動に移します。

相手が完全に竹刀を抑えるギリギリの所で、

素早くここでも竹刀をいつでも打てるように打突姿勢をする。

相手は即座に反応できません。

そこに隙のある場所をピンポイントで狙い、

相手が体制を立て直し構え直す前に打って一本を決めていきます。

 

実戦に近い感じでする稽古は絶対に自分を強くします。

やがて相手の動きも良く見え、冷静に対処できるようになってきます。

 

簡単に直ぐできませんが。できれば苦労しません。

ですが、剣士として、難しく、疲れる稽古にはきっと意味があります。

確実に過去の自分と違ってきますし、

動きも技のキレも、見切りや防御も対応できるようになります。

攻めるという気持ちを持続し挑む稽古は剣道の一本を決めるための土台作りにもなります。

結構おススメです。

今後も続けていきます。



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