捲き技を上手く使いこなしてポイントを押さえて、確実な一本を決めていきましょう。

私は剣道五段で社会人として仕事しながら剣道を続けています。

日々の稽古や試合で失敗しながらも何とか上達したい一心で練習を心掛けています。

 

私は実は昨年から、剣道の稽古場の師範からあることを指摘されていました。

それは捲き技についてです。

 

私は捲き技は苦手意識はなく、ごくたまに使う程度でした。

師範は「君はあまり失敗はしないね。

ただ、ポイントを押さえて上手く使いこなせれば、

相手との試合では有効に、そして確実に一本決められるようになる。

巻き技も強化していくといいよ。教えるから。」

と言われたのがきっかけでした。

 

自分に余裕や余力のある時にしか正直使ってませんでした。

でも巻き技を意識して、自由に使えるようになれば一本も決まるようになり、

自分の剣道がしっかりできるようになると思い取り組みました。

 

巻き技には捲き上げと捲き落としがあります。

捲き上げしかあまりやってませんでした。

まずは捲き上げを強化しました。

 

相手と竹刀を密着させて、反時計回りで円を描くように、

右の斜め上に向かって竹刀を大きく捲き上げます。

例えばこちらが遠くの間合いから中心を取って相手を攻めるとします。

ここで捲き上げると相手の姿勢とバランスが竹刀を上げてやることによって崩れます。

剣先でなくて相手の竹刀の真ん中辺を意識して捲く事。

隙が生じるのでそこに最速で正面から面。

相手が構え直そうとしていたら小手を打つことができます。

捲き技の神髄は相手の体勢を崩す事が重要なんです。

 

また、捲き落としの場合です。

捲き落としは、相手を攻めつつ剣先を裏に回して相手の竹刀を瞬時に制圧します。

そこから右斜め奥に向かい、半円を描く。

竹刀を力強く落としてやることで技が成立します。

半円を描く強さが強いほど、相手の構えが完全に乱れて崩れます。

 

あとは捲き上げ同様、最速でその隙を付いて刃筋を正しく整えて正面から面を打ちます

いい感じで面が面白い様に決まります。

相手を崩すことに成功すれば、一本は確実に決定です。

 

捲き技が出来れば勝率も高まります。

ただ、自分が攻めるにあたり、捲き上げか、捲き落としのどちらを放つかは

後は練習と経験で自分の頭と体にしっかり身に付けていくことがとても重要となります。

 

一年後、私は市民大会で剣道の個人戦に怪我人の代わりに急遽出ることになりました。

相手は他の剣道倶楽部に所属している人で私より年上で上の段。

優勝候補の一人でした。

試合が始まりなかなか相手も崩れずに膠着状態。

その時に、相手の体勢を崩そうと捲き技を仕掛けました。

攻めつつ素早く相手の竹刀を奥に落とし、構えを崩すことに成功。

直ぐに打突に移り、面を出し一本取れました。

疲れた試合でしたが勝利できた時は感激でした。

 

様々な技を使って剣道は一本を取らなくてはいけません。

捲き技もしっかり使いこなせれば自分の力となっていきます。

後は頻繁に多用してばかりですと相手に見切られて逆に隙を付かれますので、

自分の試合の局面を変えたい。

勝負したい時に技を考えて出していけばいいかと思います。



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